スウィング感を出す練習「表拍と裏拍の重み付け」
今回は、スウィング感という永遠のテーマを扱います。
スウィング感を言葉で表したり、定義をすることは困難ですが、スウィング感を構成する要素を取り出して練習することで、スウィングに一歩近づければと考えています。
八分で構成するフレーズを、次のように演奏してみましょう。
全体として音は繋げるのですが、表拍から裏拍は少し力を抜きます。裏拍から表拍は音を切ったり減衰させたりしないようにつなぎます。
バウンス(はねること)はせず、音の大きさを揃えて、この表拍と裏拍の扱いだけに集中してください。
バウンスしていないのにバウンスしている感じが出るし、音の大きさが同じなのに裏拍に少しアクセントがあるように聞こえます。これがスウィング感の正体の一部分です。
スウィング感のある演奏に必ず含まれるとも言えませんが、自身の演奏に大きなヒントになるはずです。