フレーズの作り方「3拍で繰り返す」
アドリブでのフレーズの作り方として、3拍で繰り返すという方法があります。
下記の例では、1拍目から始めたフレーズを、4拍目から繰り返しています。
たったこれだけのことでジャズっぽいフレーズになるから不思議です。
2拍目から始めたら、繰り返しは次の小節の1拍目からですね。
完全に繰り返す必要もなく、モチーフが固定されていればOKです。
例えば下記の例では、2回目のフレーズが少し変化しています。
「終わりましたよ」を伝える解決感の強いフレーズ
ここで終わりましたよ、という解決感の強いフレーズを覚えておくと、いろいろなところで便利です。
たとえば、カデンツァを弾いているときにこのフレーズで終われば、周りのメンバーが「終わった」ことを理解して、無事に終わることができます。
ソロを取っているとき、先を見て休みどころを考える
ソロ(アドリブ)を良いものにするには、ソロの構成を大中小の視野で考えることが重要です。
これは中くらいの視野でとらえる方法です。
ソロをとっている箇所から、4~8小節さきほどを見通して、どこでソロを休むか、先に構成を作っておきます。
そうすると、休む前ではフレーズを終わらせるようにするし、休んだあとのフレーズの入り方を考える余裕を持てるようになります。
ピアノは息継ぎしなくても引き続けることができてしまうので、考えずに弾いていると「弾きすぎ」になりがちです。
ソロをとるとき、特にピアノの場合は、「どこで休むか」が重要なポイントになります。
ホールトーンサウンドのドミナント7thコード
毎回は使えませんが、セブンスコードの印象を変えたい時の1つの選択肢です。
#11系のセブンスコードですが、ホールトーンスケールと見ることもできます。
速い曲よりも、ゆっくりな曲やバラードでアクセントとして使ってみると良いです。
少し弱めに弾くと切ない雰囲気が出ます。
美味しいリズム「2拍3連頭抜かし」
バッキング(コンピング)やソロのときに使える、美味しいリズムとして、2拍3連頭抜かしで次の小節の頭につなげていくリズムがあります。
ゆったりとした広がりを持ちながら、小節の頭に向かってぐぐーっと盛り上がるサウンドになります。
リハモの練習
リハモの練習方法です。参考になれば。
1.何かリハモのネタを1つか2つ決める
(例:Dm G7 → Abm Db7 ※他のツーファイブも同様)
2.いろいろなツーファイブが入ったスタンダードを1つ決める
3.全てのツーファイブに対して、1で決めたリハモを適用して、コードを弾いてみる
※このリハモはソロをかっこ良くするためのものなので、テーマのメロディといっしょに弾くと、たいてい衝突します。
4.まずは1つ1つ確かめながら、ゆっくり弾く
5.ゆっくりのインテンポでひく
6.少しずつアップテンポにする
7.ソロをとってみる(一つ一つ確認→ゆっくり→だんだんはやく)
1~3を変えれば、どんな練習でも同じかもしれませんね。