ジャズピアノ練習帳

アマチュアジャズピアニストが、なんとか上級者の仲間入りしようと思い、練習のネタを書くブログです。

フレーズの作り方「3拍で繰り返す」

アドリブでのフレーズの作り方として、3拍で繰り返すという方法があります。

下記の例では、1拍目から始めたフレーズを、4拍目から繰り返しています。

たったこれだけのことでジャズっぽいフレーズになるから不思議です。

 

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2拍目から始めたら、繰り返しは次の小節の1拍目からですね。

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完全に繰り返す必要もなく、モチーフが固定されていればOKです。

例えば下記の例では、2回目のフレーズが少し変化しています。

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ハーフディミニッシュの両手ボイシング

ハーフディミニッシュ(マイナー♭5)の両手ボイシングです。

このボイシングは、2度の音がシャープになっていることに注意。

ハーフディミニッシュでは、ロクリアンとロクリアン#2どちらも使えますが、このボイシングではロクリアン#2を選択したということですね。

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「終わりましたよ」を伝える解決感の強いフレーズ

ここで終わりましたよ、という解決感の強いフレーズを覚えておくと、いろいろなところで便利です。

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たとえば、カデンツァを弾いているときにこのフレーズで終われば、周りのメンバーが「終わった」ことを理解して、無事に終わることができます。

ソロを取っているとき、先を見て休みどころを考える

ソロ(アドリブ)を良いものにするには、ソロの構成を大中小の視野で考えることが重要です。

これは中くらいの視野でとらえる方法です。

 

ソロをとっている箇所から、4~8小節さきほどを見通して、どこでソロを休むか、先に構成を作っておきます。

そうすると、休む前ではフレーズを終わらせるようにするし、休んだあとのフレーズの入り方を考える余裕を持てるようになります。

 

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ピアノは息継ぎしなくても引き続けることができてしまうので、考えずに弾いていると「弾きすぎ」になりがちです。

ソロをとるとき、特にピアノの場合は、「どこで休むか」が重要なポイントになります。

 

 

 

ホールトーンサウンドのドミナント7thコード

毎回は使えませんが、セブンスコードの印象を変えたい時の1つの選択肢です。

#11系のセブンスコードですが、ホールトーンスケールと見ることもできます。

 

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速い曲よりも、ゆっくりな曲やバラードでアクセントとして使ってみると良いです。

少し弱めに弾くと切ない雰囲気が出ます。

 

 

美味しいリズム「2拍3連頭抜かし」

バッキング(コンピング)やソロのときに使える、美味しいリズムとして、2拍3連頭抜かしで次の小節の頭につなげていくリズムがあります。

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ゆったりとした広がりを持ちながら、小節の頭に向かってぐぐーっと盛り上がるサウンドになります。

 

 

リハモの練習

リハモの練習方法です。参考になれば。

 

1.何かリハモのネタを1つか2つ決める

(例:Dm G7 → Abm Db7 ※他のツーファイブも同様)

 

2.いろいろなツーファイブが入ったスタンダードを1つ決める

 

3.全てのツーファイブに対して、1で決めたリハモを適用して、コードを弾いてみる

※このリハモはソロをかっこ良くするためのものなので、テーマのメロディといっしょに弾くと、たいてい衝突します。

 

4.まずは1つ1つ確かめながら、ゆっくり弾く

 

5.ゆっくりのインテンポでひく

 

6.少しずつアップテンポにする

 

7.ソロをとってみる(一つ一つ確認→ゆっくり→だんだんはやく)

 

1~3を変えれば、どんな練習でも同じかもしれませんね。